なぜ今、磁気テープが再注目されているのか?
~Googleも頼るバックアップの要~
「磁気テープって、まだ使われているの?」
こう思った方も多いかもしれません。
かつて音楽用カセットテープやビデオテープで広く使われていた磁気テープ。ハードディスクやSSDの登場により、もう使われていないと思われがちです。
しかし実際には、GoogleやMicrosoftなどの世界的IT企業が、今もなお磁気テープをバックアップに活用しています。
「クラウド全盛の時代に、なぜ磁気テープ?」と思われるかもしれませんが、そこには確かな理由があります。
Googleの実例:クラウド障害を救った磁気テープ
2011年、Googleのメールサービス「Gmail」で一部のユーザーのデータが消失するトラブルが発生しました。
原因は記憶装置ソフトウェアのバグ。復旧には3日を要しましたが、その間に役立ったのが磁気テープによるバックアップでした。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC273UV0X20C22A6000000/
さらに翌2012年には、Googleの音楽配信サービスで60万曲分のデータが消失。
この時も、約5000巻にも及ぶ磁気テープが復旧に活躍しました。
これらの事例は、Google自らが公式資料として紹介している信頼性の高いケースです。
磁気テープの強み
■ オフラインで守る、究極のランサムウェア対策
最近、病院や自治体を狙ったランサムウェアによるサイバー攻撃が増加しています。
HDDやクラウドのようにネットワークに常時接続された環境では、感染リスクが避けられません。
一方、磁気テープはオフラインで保管できるため、外部からの攻撃に非常に強いのです。
「切り離された安心感」が、今の時代こそ再評価されています。
■ 長期保存にも最適な高耐久メディア
磁気テープは30年以上の保存寿命を持つとも言われており、HDDのように通電を必要としません。
バックアップデータの長期保管において、これ以上に安心できる選択肢はほとんどありません。
■ 圧倒的なコストパフォーマンス
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)の調査では、磁気テープの消費電力はHDDの1/16以下。
これは単なる省エネという話にとどまらず、CO₂排出の抑制にも直結します。
電力コストが年々上がる中で、これは大きな利点です。
キングテックのご提案
私たちキングテックでは、LTOメディアの各世代(LTO-4~9)に対応した以下のサービスを提供しています:
- 磁気テープの販売・導入サポート
- データバックアップ・コンバートサービス
- テープ装置の修理・保守
- 定期検査・メンテナンス・データ消去サービス
磁気テープは「古い技術」ではなく、**「現代のデータセキュリティを支える重要なメディア」**です。
企業のBCP(事業継続計画)やサイバーセキュリティ対策において、バックアップメディアの選定は非常に重要です。
ぜひこの機会に、磁気テープの再活用をご検討ください。
