============================================================ Expander CLI Easy Manual ReadMe file 株式会社キング・テック King Tech Corp. ============================================================ 適用製品 : ARC-1883ix-XX , ARC-4038 ============================================================ ■本簡易マニュアルは、操作方法の説明を主としております。 詳細な項目等は、メーカ公開のマニュアルをご参照ください。 ============================================================ ■RS232Cポートのパラメータ                          共通事項 ============================================================ Bits per second: 115200 Data bits: 8 Parity: None Stop bits: 1 Flow control: None なお、Loginのパスワードは  0000 がデフォルトとなります。 ============================================================ ■ExpanderCLIコマンド解説 ============================================================ ::: help コマンド CLI>help pass lo link edfb sys spin st lsd showlogs fdl counters reset sasaddr 解説を省いております。 sub        解説を省いております。 bu 解説を省いております。 fan 解説を省いております。 ::: PASS Command パスワード変更コマンド ※パスワードを忘れた場合は変更できません。  リセットもお預かり以外では実施できません。(有償)  変更後は必ずパスワード管理をしてください。  安易に変更をしないほうが賢明です。 Example: CLI>pass [Enter] Old Password:**** New Password:**** Verify New Password:**** ::: LO Command ログアウトコマンド。 ログアウトします。 Example: CLI> lo [Enter] ::: ST Command flash ROMに設定した内容を書き込みます。 stを入力した後RAIDCARDの再起動を実施してください。 Example: CLI> st CLI> ::: LINK Command 接続された各スロットの速度を各個設定します。 ※共通事項 速度パラメータ 11=12G , 10=6G , 9=3G ARC-1882ix,1880ixでは11(12G)のパラメータはありません。 またファームウェアバージョンにより、6G 3Gの入力ではなく、 10 9 の設定値を書く必要があります。 1. EXTERNALケーブルへの設定 SFF-8088 or SFF-8644 link c[0] [High Low] Example: CLI>link c0 6g 3g CLI>st CLI> 再起動 外側のポートのみ 最大6Gb/s 最少3Gb/s に変更されました。 2. 全ポートへの設定を変更します。 ※in-outすべて link [Index(D)| 255] High-Rate(D) Low-Rate(D)] Example: CLI>link 255 11 9 CLI>st CLI> 再起動 全ポート 最大12Gb/s 最少3Gb/s に変更されました。 3. Slotごとの設定の方法 link [Index Max Min] Example: Slot6の最大速度と最低速度を 3Gにする。 CLI>link ※設定値を確認 CLI>link 6 3g 3g CLI>st CLI> 再起動 CLI>link ※設定値を確認 Slot6のMaxとNLRの値が3Gとなる。 ::: EDFB Command 帯域を増幅するDataBolt機能を操作します。 Databoltの利点は下記の通りです。 • 転送速度が6Gb/sのスループット性能を最大2倍に向上 • 6Gb/sおよび3Gb/sのエンド・デバイスのバンド幅を束ねることで、  12Gb/s のデータ・ストリームを実現 • インテリジェントにデータをバッファし、より低速のSASまたは  SATAエンド・デバイスを持つホストの性能にマッチした速度でドライブに転送 edfb [on | off] [i,j,..] on - 12G performance modeになります。. off - 元の設定になります。 i,j,.. - Slot番号を入力していきます。 Example: Slot2 と Slot12 を12G performance mode Onに設定します。 CLI>link ※設定値を確認 CLI>edfb on 2,12 CLI>st CLI> 再起動 CLI>link ※設定値を確認 Slot2,Slot12のNLRの値が12Gとなる。 Example: 全SlotをOnにする場合。 CLI>edfb on CLI>st CLI> 再起動 Example: 全SlotをOffにする場合。 CLI>edfb off CLI>st CLI> 再起動 :: TH Command 本体の温度状況の確認や設定をします。 th Index High-Warn Low-Warn Example: CLI>th Example: slot2のHDDの上限温度を70度にします。 CLI>th 2 70 0 CLI>st CLI> 再起動 :: GROUP Command 本体内のドライブのコネクタチャンネル割り当てを変更します。 デフォルト設定ではすべてのチャンネルとすべてのスロットはつながっております。 gr {dev GroupNo[1..] {ci, cj, ck,..} Start-Index(D) End-Index(D)} gr {off | [t10 off] } dev : use drive slot Example: 現在のグループを確認 CLI>gr Example: slot1-4 を hostコネクタC0に割り当て      slot7-8 を hostコネクタC1に割り当て CLI>gr dev 1 c0 1 4 CLI>gr dev 2 c0 7 8 CLI>gr New PHY Group Mode: T10 Group-1: C0, Slot: 1, 2, 3, 4 Value: 0x00000000000FFC00 Group-2: C1, Slot: 5, 6, 7, 8 Value: 0x000000000FF003FF Current PHY Group Mode: T10 Group-1: C0, C1, C2, C3, C4 Slot: 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8 Value: 0x0000000FFFFFFFFF CLI>st CLI> 再起動 Example: グループ設定を解除する CLI>gr off CLI>st CLI>gr Current PHY Group Mode: T10 Group-1: C0, C1, C2, C3, C4 Slot: 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8 Value: 0x0000000FFFFFFFFF CLI> 再起動 :: SYS Command Expanderコントローラの現在の状態を確認します。 sys [Enter] Example: CLI>sys :: SPIN Command 電源ON時のHDDに対する起動時間にDelay(遅延)する時間を設定します。 ※基本変更をしないでください。 spin [ Delay(D)[ms] Num(D) ] Example1: Slot3の遅延を512msに変更します。 CLI>spin Current SpinUp Attribute:  Drive Number: 1 ※Slot番号を入力 Delay: 1024 ms CLI>spin 512 3 New SpinUp Attribute: Drive Number: 3 Delay: 512 ms Current SpinUp Attribute: Drive Number: 1 Delay: 1024 ms • LSD Command 接続されたデバイスの状態を表示します。 lsd [ hdd | temp | volt | pwr | con | ..] Example: CLI>lsd • SHOWLOGS Command システムイベントを表示します。 showlogs [DisplayMode(hex, detail, default)] Example: CLI>showlogs • Counters Reset Command 表示/リセットすべてのPHYカウンタカウンタリセット(オプション) 。 Example: リセットを実行 CLI>counters reset Example: 確認 CLI>counters • FDL Command Expanderファームウェアを更新する際に使用します。 CLI>sys 現状確認 CLI>fdl code ****.fw ファイルの更新 Please Use XModem Protocol for File Transmission と出てる間にファイル転送を行う(30秒以内) ※ Xmodemにて行うこと 完了後 CLI>reset CLI>fdl mfgb ****.rom ファイルの更新 Please Use XModem Protocol for File Transmission と出てる間にファイル転送を行う(30秒以内) ※ Xmodemにて行うこと 完了後 CLI>reset CLI>sys 本説明で触れていない機能 ※設定を変更する必要のない箇所と判断 ::: BU Command ブザーの割り当て設定 ::: FAN Command FANの現在の状況確認と回転制御 コントローラへの冷却も行われにくくなるため本設定を変更しコントローラが 破損した場合は保証期間内でも有償となりますのでご注意ください。